動画とその効果
非対面コミュニケーションが増加し、動画制作のニーズも高まってきています。
1秒間の情報量は少しむずかしい単位になりますが、ビット/秒で表わします。たとえば聴覚から得られる情報量が8000ビット/秒であるのに対し、目でものをみることは430万ビット/秒と、実に聴覚の600倍近い情報が得られます。
ヒトが外界から得る全情報の80%を目が担っているといえます。 (参照:ボシュロム 目の働き)
例えば・・・「正方形」の表現でも、画像と文字ではその理解スピードの差は明らか。
文字による描写↓
4本の同じ長さの線と、4つの直角から成り立つ平面図形
画像による描写↓
そうしたことから、ユニバーサルデザインには、言葉がなくても伝わる絵文字=「ピクトグラム」が使われています。
最近は動画でもインフォグラフィックスといった、視覚的に分かりやすい記号などを使用した、アニメーションも人気です。
また、文字だけよりも動画の方が記憶定着率が良いとされる研究もあります。アメリカ国立訓練研究所が提唱するラーニングピラミッドでは、文字を読んだ際の記憶定着率が10%なのに対し、動画を視聴者した場合では20%になるそうです。つまり視覚と聴覚を通して情報を伝達する動画は文字よりも「2倍」記憶に残りやすいのです。
では記憶に残る動画とはどのようなものでしょうか?
それを考える前に、一番大切なポイントは・・・
「誰に」「何を」「どのように」伝えるかです。
単にかっこいい動画を制作しても、伝えたい相手に伝わらなければ、それは「自己満足」になってしまいます。
動画を構成するのは「視覚」だけではなく「聴覚」も含みます。分かりやすい絵(カット)を単に並べるだけでは、伝わりません。絵のリズム、またナレーション、音楽、現場の音など様々な要素が相まって「伝わる動画」が出来上がります。
「分かりやすい」からと、最近ではYouTubeで検索される方も増えているとの事ですので、動画制作にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
プロのアドバイスが必要な場合は、ぜひお気軽にご相談ください。チャンネル開設から、解析までトータルサポートさせていただきますよ。
by 塩野 恵麻