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「おとなのまんなか」は、まだまだとおい

2020.05.27
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最近、在宅ワークでのBGMはMr.Childrenを聞いてリラックスしながら、作業しています。
シャッフルで、『くるみ』が流れると落ち着いた気分になる自分がいます。

今回、松浦弥太郎さんの「おとなのまんなか 新しいことはまだまだできる」を紹介したいと思います。松浦さんの著書は何冊か読んでいますが、気持ちがふさぎ込んだり、悩んでいる時、この本を読み、立ち留まるようにしています。僕にとって、北極星のような著書です。

松浦さんはエッセイストでこれまで50冊以上の本を出版。「暮しの手帖」前編集長、現在はcookpadの新サービス「くらしのきほん」の編集長をされています。
著書の中では、「おとなの」アウトプット・友だち・働き方・文章術・お金・きほん・おしゃれ・趣味・計画・スタートアップを、余すことなくお伝えしている本になります。その中から、みなさんのお役に立つ情報をお伝えしたいと思います。

自分が商品だったら


著書の中の『自分が商品だったら』という見出しがあります。僕はこの見出しを読んだ時、ドキッとしました。自分だったら、なにを提供できるのだろうかと。読み進めていくと、松浦さんは「なぜ、こうゆうことに気づかないんだろう?」「なぜ、もっと掘り下げないんだろう?」といった気づきや発見を本やウェブメディアを通じて、伝え続けることを自身の商品の特徴と言っています。

みなさんは『自分が商品だったら』と考えたことはありますか?

正直、考える機会は少ないのではないでしょうか。僕もそのひとりです。時代が大きく変化する時だからこそ、自分に何が提供できるのか、考えてみるのはどうでしょうか。

まいにちの生活で学べること


著書の中では、「おとなの」アウトプット・友だち・働き方・文章術・お金・きほん・おしゃれ・趣味・計画・スタートアップについて、お話しています。どれも素晴らしい内容になっています。

今回はその中から、おとなの文章術/おとなのおしゃれ/おとなの趣味の一部を紹介したいと思います。僕はもちろん、みなさんも少しの意識と行動力で、基本といったものがどれだけ大切かを考えるきっかけにしていただけたらとうれしいです。

・おとなの文章術

文章は、誰でも扱えます。こちらはPROJECTで書いた橋口さんの「言葉ダイエット」でお伝えしました。松浦さんは、このブロックの冒頭、「自分の持っている秘密を、ひとつ明らかにする」こと、それが文章の面白さと言っています。さらに「秘密というのは、自分だけが知っているちょっといいこと」とも。

現代のコミュニケーションツールは、メールやLINE、チャットなど多岐に渡ります。
みなさん毎日数えきれない文字をパソコンやスマホを通じて打っていますね。その中で、単に報告・連絡・相談をするのではなく、なにか自分だけが知っているちょっといいことを、入れるだけで、読む方に気づきや発見、自分が考える上での大切にしていることも伝わるのではないでしょうか。

・おとなのおしゃれ

僕はおしゃれが好きで、インスタを見てはついつい買ってしまいます…(泣)。
この時期、なかなか買う機会は多くないかもしれませんが、終息したら、この服着て遊びに行きたいと思ったことありませんか。

松浦さん、おとなのおしゃれには「清潔感」が大事と言っています。
さっぱりと洗われていて、シャツにアイロンがかかっている状態。
そんな松浦さんがさらに大切に思っていること、それは、「体を鍛えること」。どんなお気に入りの洋服も、入らなくなったり、おなかがポコッて見えたりでは素敵に見えないと書いています。

自分ごとですが、4年前のヘルニアをきっかけに-20㎏のダイエットに成功しました。これを機に、背伸びして某ブランドのスーツを買いました。(結構しました…お値段。)実際、結婚式やお高いレストランに行く時くらいしか着ませんが、手入れは今もしっかりしています。生涯、着こなしたいと思って購入を決めました。ですので、スーツを1か月に1回着て自分の体のチェックに使っています。なんかキツイなと思ったら、食事制限するなどして戻すようにしています。また、体重維持のため、毎週100分の筋トレを自分に課しています。
ぜい肉がついたり、姿勢が悪いと、どんな素敵なものを身につけても、素敵に見えなくなってしまいます。
みなさん、好きな服を着たいために、運動するのはいかがですか。

・おとなの趣味

みなさん、人に言えるような趣味をお持ちですか?

僕は読書好きではありますが、周りと比べると、突出した数読んでいる方ではないと思います。なので、趣味を聞かれた時、毎回困っています。現在、Stayhomeが行われている中、先輩は料理やり始めた、映画をみるようになったなど、聞きますが、僕にはどれもビビっと来ず…(泣)
僕と同じように考えている方もいれば、毎日忙しく家事に仕事をしているので、趣味に割く時間がない。と思っている方もいると思います。

松浦さんは著書の中で、「探している」くらいがちょうどいいと言っています。これを読んだ時、僕は心の中で「それでいいんだぁ」とホッとしました。

そもそも「趣味」ってなんでしょうか?

一般的には、ずっと続けていることを「趣味」と使われる場合が多いと思います。
その場合、僕は筋トレが趣味に該当します。今では4年近く続けています。しかし、それは、大人のおしゃれに書いた、清潔感を保つため。もっというと健康管理のためにしているので、僕の中では趣味という感覚はありません。

松浦さんは、「常に新しいことをやる、これを趣味と呼びたい」と言っています。そうすれば、去年やっていて、今年やっていなくても、全然問題ないと思います。常に新しいことをやるんですからね。これを読んだ時、自分の中でスッキリしましたし、ミーハーな自分にピッタリと思いました。
みなさんも無理に趣味を探すのではなく、新しいことをやってみようとくらいの気持ちで、はじめてみてください。
それをやらなくなったとしても、その時には次の新しいことに目を向けているんですから。

基本はいつも「まんなか」

「基本とは、あたりまえでありながらも、未知なるものです。だからこそ、放っておけば、わかりにくくなります。」(p13)松浦さんは、著書の冒頭で言っています。なぜかこれを、最後に持ってきたのか。
理由は、「自分が商品だったら」でも「生活の中で学べること」も、すべて基本が大事。

新しいことを始めてみると、だんだんいろんなものがくっついてきます。松浦さんは、「知恵や工夫、経験や応用、仲間や愛着」と表現しています。さらに、それはどれも悪いものではないし、大切なものですが、だんだん、シンプルな基本から遠ざかっていくとも言っています。(p15)

この著書をを読み終えた際、僕は冒頭のブロックを改めて読み直しました。読み直すことで、毎日の中で迷子になったら、自分のまんなかにある基本に立ち返りたいと。とはいえ、今の僕が、自分の基本というものをしっかり理解しているとは思っていません。松浦さんもきっと、同じ30代を過ごす中で、ご自身の基本の「まんなか」を見つけては、また、未知なる基本に出合い、それを何周もしているのはないでしょうか。だったら、僕もなにか新しいことを考え・行動しながら、僕なりの基本を見つけていきたい、そして僕も松浦さんのような基本をいつも「まんなか」を大切にした、年の重ね方をしたいと思います。

みなさんもぜひ、ご自身の基本に見つけてみてください。それは、人生を豊かにしてくれるものですから。お時間がある方は、著書をゆっくり読んでみてください。

松浦弥太郎さん、自分を見つめ直す時間をいただきありがとうございます。

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