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ミステリアスな広告 立山酒造「清酒銀峰立山」

2020.08.07
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1997年(平成9年)4月5・6日の2日間新聞に掲載された清酒「銀峰立山」は読者を迷わす、難解な広告。

分かりやすく簡潔にメッセージを伝える広告の常識を無視するような大胆な表現です。

5日の広告は、全10段のスペースに2つの発音記号と「いいえ」という文字、そして、満月のしたで若い女性が焚き火に向かって、何かを祈っているビジュアルだけが配置されている。清酒の持つ既存イメージとはかけ離れ、洋酒の雰囲気を感じさせる。

これらの広告は、謎をもつティザー広告の1種とも言え、情報性・論理性・日常性などをベースにする新聞広告の中で異彩を放っている。読者の自由な見方ができる許容範囲の広さに広告表現の実験の楽しさを感じます。

ティザー広告といえば、 2013/2014の「JR SKI SKI」キャンペーンは、みなさんもご存じではないでしょうか。

キャッチコピー「ぜんぶ雪のせいだ」がこの年の雪の多さと重なり、Twitterのトレンド何度も登場したことを思い出します。この広告も、ティザー広告になっていています。

今年はコロナであまり見ることができませんでしたが、1990年代だと、浜田雅功さんや吉川ひなのさんが出演。2011・12年シリーズから完全復活し、本田翼さん・広瀬すずさんがヒロインを務めるキャンペーン。

この年のイメージキャラクターは、川口春奈さん。

毎年冬が来る前に、「今年は誰だ、誰だ」と友人たちとよく話していました。

余談ですが、GALA湯沢に行ってもらいたいこの広告、2011・12年の本田翼さん・窪田正孝さんverの時、僕は当時の彼女とスキー場に行って、ばっさーパネルと写真を撮った記憶があります。そしてテレビCMのテーマ曲、 【GReeeeN 雪の音】は今でも冬になると聞く、定番ソングになりました。(笑)

ご覧になれていない方は、こちらから一度ご覧ください。


参考図書:宣伝会議 岡田芳郎 「日本の歴史的広告 クリエイティブ100選

by:浅見 健太郎

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