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「正しい答え」でPRしてもムダ?人の「思い込み」をつく方法

2020/05/28

今回も行動経済学からPRについて考えてみたいと思います。
どうやっても抗えない「脳がどう考えるか?」を知っていると訴求ポイントの間違いに気付けるかもしれません。

よかったら基本的なこともまとめていますので、こちらも参考にどうぞ。


「利用可能性ヒューリスティクス」ってご存知でしょうか?
簡単に言うと、何かの質問が来たとき「思い出しやすさ」で判断してしまうというものです。
これがやっかいで、正しい情報では届かない原因の一つでもあります。


あなたが知っているその当たり前。実は思い込みが多いかも・・・
世の皆様も私も間違った思い込みは往々にしてあるんです。

え、私はそんなことない?
ではまずチェックしてみましょうか。

ダニエル・カーネマンという経済学・認知科学の研究者達がリスクに関する一般的な知識がどれだけ間違っているか わかる研究結果を発表していました。

内容は簡単で、被験者に2種類の死亡原因を見せてどちらが多いか予測してもらう。
その回答は死亡原因の統計と合致しているか?という内容です。
良かったら一緒に予測してみてください。

Q.脳卒中と事故、どちらが死亡数が多い?
A.脳卒中の方が2倍以上多い
被験者:80%は事故と回答

Q.雷と集団食中毒、どちらが死亡数が多い?
A.雷の方が52倍多い
被験者:集団食中毒と回答する方が多かった

Q.事故死と糖尿病、どちらが死亡数が多い?
A.糖尿病の方が4倍多い
被験者:事故死の方が述べ300倍多いと判断していた


さて、あなたは被験者と違い、正確に言い当てることができたでしょうか?
これは海外での研究データではあるものの、日本でも同様の結果です。
(〇倍というところに差はありますが)

ほとんどの方はニュースやSNSの情報を頼りにしている為、間違った認識を持っています。
(ちなみに私も間違っていました)
テレビなどはそれだけ過大な認知力があり、逆を返せば私たちの感覚は歪められているということです。

ここで本題に戻って、世間が思っている「正しい情報」は必ずしも正しいとは言えないということです。
それも超がつくほど真実とはズレていることも多いんです。

あなたがその販売しようとしているサービスについて、その分野で驚くほど詳しく理解していたとします。
きっとその情報は正しいでしょう。

ただ、そこから正しいと思うことを素直に訴求したとき、必ずしも「世のニーズ・答え」に合っているとは限りません。
ほとんどの人は違った認識を持っていたり、そのポイントでは響かなかったり。

もし、いくらPRしても手ごたえがないと感じているのであれば、あなたの持っている「正しい情報が逆に邪魔をしている」可能性もあるんです。
その情報はどうすれば相手に届くか、その手法から見直す必要があるかもしれません。

ちょっと雲行きが怪しくなってきた方は一度ご相談されてみてはいかがでしょうか。
お待ちしております。

contact: https://a-sh.co.jp/contact/

参考著書:ダニエル・カーネマン「ファスト&スロー」


by 岩永 亮平

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