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エスカレーター「ハイカラな都市装置」広告

2020.09.01
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1914年(大正3年)の3月の広告は、今日の都市に不可欠な装置になった「エスカレーター」の日本初登場を知らせた。上野で開かれた大正博覧会の呼び物として人々を驚かせ大いに人気を集めた。

広告は「大正博覧会の偉観‼︎‼︎」とアピールし、「我国最新最初の自動階段(エスカレーター)」「実用と娯楽との併用機関」と説明している。

当時の方にとってエスカレーターは、単なる実用ではなく、乗ることが娯楽でもあった。自然にうごく階段は、それ自体がはじめての体験であり、驚異だった。

博覧会では、不忍池の上六十を往復する「遊覧空中索道・ケーブルカー」も、夜のイルミネーションも注目を集めた。

その後、この年の9月には早くも実用化される。東京は急速に近代的な装置・設備を整えていく。

参考図書:宣伝会議 岡田芳郎 「日本の歴史的広告 クリエイティブ100選

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