MENU
トップイメージ トップイメージ

BLOG

寿毛加社 歯磨「コント広告」

2020.08.27
  • LINE
  • Twitter
  • Facebook

1925年(大正14)に壽屋から発売された。“タバコのみの歯磨スモカ”は、全国の煙草店で発売され愛煙家たちの絶大なる支持を得た。名コピーライターの片岡敏郎の仕事、名コピーと言われています。

その後、壽屋がウイスキーを経営の主軸に置く決断。片岡さんは新会社「株式会社寿毛加社」に移り、取締役として歯磨きスモカの広告宣伝を担当。「壽毛加」という文字は当て字だが、「壽屋に毛の生えたようなもの」と片岡さんが言ったのを受けて社名が決まった説もあるとのこと。

歯磨スモカの広告は、突き出し広告のような小型シリーズの連打。週に一、二で掲載していたこの広告を、大衆は毎朝楽しみに読み、会社に話題になった。何日か新聞に出ないと、問い合わせが新聞社に寄せられた。

1935年の3月15日の広告は「目 千両の涙より 歯 千両の笑ひよし」というコピーの下に泣いている女性のイラスト。シリーズのコピーは1000点を超える。歯がきれいになるという商品メッセージそのものでありながら、生身の人間がいきいきとスケッチされていて、それが読むものに楽しさ、面白さを感じさせる。

参考図書:宣伝会議 岡田芳郎 「日本の歴史的広告 クリエイティブ100選

お問い合わせ

CONTACT

電話アイコン
TOKYO
03-5288-5972
電話アイコン
OSAKA
06-6356-1800