今回は、現代まで進化してきた「マーケティングの基礎」となるマスマーケティングについて解説します。これからも使える?ターゲットマーケティングがトレンド?そんな疑問を解消していきます!
マスマーケティングとは
まずは、「マスマーケティング」について解説しておきますね。
「マスマーケティング」とは、セグメントを切らず、多くの人を対象とするマーケティングのことです。
この戦略は、多数のユーザーに対して同時に「情報を届ける」「訴求する」ことを目的としています。
マスマーケティングの具体的な手法は、テレビ・ラジオ・新聞などの大量メディアを使用することが一般的です。
これに対して、ターゲットマーケティングは、特定のセグメンテーション(年齢、性別、職業、地域など)にフォーカスしたマーケティング手法です。
言葉の意味にも触れておくと、「マス」は「一般大衆」という意味です。(mass)
なので「一般大衆向けに売る仕組み」というイメージでOKです。
マスマーケティングを取り入れた主な戦略
マスマーケティングといっても戦略はさまざまです。書き出すときりがないので、主な戦略をピックアップしますね。
- ブランドアピール:大衆向けのメディアを使用して、ブランド名やロゴなどの認知度を高めることを目的とします。
- プロモーション:セールやキャンペーンなどのプロモーションを通じて、顧客を引き付け、期待値を高めます。
- 広告:広告を使用して、商品やサービスに関する情報を大衆に届けます。
- デジタルマーケティング:インターネットやソーシャルメディアなどのデジタルチャネルを活用して、大衆にメッセージを届けます。
- コミュニケーション:顧客とのコミュニケーションを通じて、顧客との関係を構築し、期待値を高めます。
一般的に有名な戦略としては上記の内、1~3ですね。
4.デジタルマーケティングは全く別物としてとらえられることもありますが、幅広い視点でいえばマスマーケティングの一種といえます。
先に書いた通り、これはマスマーケティングの主な戦略の一部であり、その他にも多数の手法があります。
また、マスマーケティングには、商品・サービスを広く知らせること、顧客の期待値を高めること、売上を増やすことなどのメリットがありますが、一方で、顧客にとっての価値が低いメッセージでも届いてしまうというデメリットもあります。
広告の無駄打ち・・・にもなりますよね。
それでは次に、マスマーケティングはどのようなメディアを使って展開していくか?を具体的に見ていきましょう!
マスマーケティングで使われるメディア
マスマーケティングで使われるメディアは施策によってさまざまです。ここでも一般的なものをご紹介しますね。
- テレビ:広告を流すことができる最大規模のメディアです。一般的に大量のユーザーにメッセージを届けることができます。
- 新聞(ネットニュース):配信されるページ数が多いため、大量のユーザーにメッセージを届けることができます。また、新聞は特定の地域に配信されることもあります。
- ラジオ:長時間にわたり放送されることができます。また、特定の地域やタイミングに合わせて放送することもできます。
- ポスター:大きなサイズで表示することを前提としていますが、目につきやすい場所とデザインが必要です。また、公共の場所に配置することができます。
- オンライン:インターネットを利用してメッセージを届けることができます。ここは幅広いので、次のステップでもう少し詳しく紹介します。
各企業・施策内容によって使われるメディアは異なります。
マスマーケティングでは、あなたの商品やサービスが欲しい層は、何を見ているか?を考えて、メディア選択することが重要です。
インターネットで展開するマスマーケティングの種類
インターネット上でのマスマーケティングには、さらに種類が多くなります。
ここではあくまで一般的に使われているカテゴリーを紹介していきますね。
- バナー広告:Webサイト上に表示される静止画の広告です。ユーザーがWebページを閲覧する際に表示されます。
- ソーシャルメディア:Facebook、Twitter、Instagramなどのソーシャルメディアを利用して、広告を配信することができます。これらのサービスには、ターゲットユーザーの情報が多数保持されているため、広告配信をターゲットユーザーに合わせることができます。
- Eメールマーケティング:顧客や配信リストに対してメールを送信することで広告を配信する方法です。
- 検索エンジンマーケティング(SEM):Googleなどの検索エンジンで検索キーワードに対して広告を表示する方法です。
- コンテンツマーケティング:ユーザーに関連するコンテンツを提供することで広告を配信する方法です。例えば、ブログや動画投稿などが一般的です。
「え?これってマスマーケティングなの?」と思った方も多いのではないでしょうか。
TVCMや新聞、Yahoo!のディスプレイ広告というイメージを持たれていますが、マスマーケティングは 「一般大衆向けに売る仕組み」 です。
どんどん進化して手法が変わってますが、概念としては「多くの人に知ってもらう」ことであり、あくまで仕組みが変わっているだけですね。だからこそマーケティングが発展していく基礎とも言えるでしょう。
マスマーケティングを展開している企業
先ほども記載しましたが、マスマーケティングとは非常に幅広い言葉です。おそらく、ほとんどの企業が取り入れているはずです。
とはいえ、世間一般にイメージされるマスマーケティング(テレビやディスプレイ広告等)を取り入れている企業に興味があると思いますので、一部紹介しておきます!
- コカ・コーラ:世界中で認知度が高いソフトドリンクメーカーであり、テレビや新聞などの大量メディアを使ってマスマーケティングを行っています。
- プロクター・アンド・ギャンブル(P&G):家庭用品メーカーであり、テレビ広告や新聞広告などを通じてマスマーケティングを行っています。
- マクドナルド:世界的に有名なフードチェーンであり、テレビ広告や新聞広告などを使ってマスマーケティングを行っています。
- ナイキ:スポーツウェア・スポーツ用品メーカーであり、テレビ広告や新聞広告などを使ってマスマーケティングを行っています。
- アップル:高級なコンピュータや周辺機器を生産するテクノロジー企業であり、テレビ広告や新聞広告などを使ってマスマーケティングを行っています。
やはり大手企業が多いですね!
TVCMや新聞、ディスプレイ広告などは、すぐに売り上げに直結しない「潜在層」も多く含んでいます。
マスマーケティングの戦略にも書きましたが、ブランドイメージを訴求し、商品やサービスを何度も見せることで、顧客の認知はもちろん、期待値を上げていくことを目的としています。
他にも多くの企業がマスマーケティングを「知らずに」採用していますが、基本的に予算・体力のある企業が取り入れていることが多いようです。
「マスマーケティング」まとめ
本記事ではマスマーケティングについて解説してきました。テレビや新聞ばかりイメージしていた方であれば、ちょっと印象が変わったのではないでしょうか?
マーケティングの基礎は「商品やサービスを売る仕組み」を作ること。そして、その考え方が進化してきたのは、マスマーケティングが中心だったと言えるかもしれません。
とはいえ・・・
テレビなどで広告を打ち続けるには、かなりの予算が必要になりますよね。さらに、テレビに限らず、どのメディアで広告を打っても「その時は売上が上がるドーピング」のようなものです。もちろん、正しく広告を運用できれば、利益につながるので、常に最新のトレンドはおっておくべきです。
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