効果が期待できる？グレーな臭いがする？法律から外れないようにアンブッシュマーケティングの基礎知識を解説。
アンブッシュマーケティングとは？
アンブッシュマーケティングとは、企業が正式なスポンサーではないにも関わらず、人気のイベントやブランドに関連付けることを目的とするプロモーション戦略のことです。
アンブッシュマーケティングの全てではないですが、イベントに関連するスポンサーシップ料を支払わずに、イベントに関連する注目を使った利益を得るというモラルに反している戦略もあります。
だからこそネガティブなイメージを持たれやすいのがアンブッシュマーケティングです。
そもそも アンブッシュマーケティングはダメ なのか？
アンブッシュマーケティングは、法律上の問題を引き起こす場合もあります。
公式なスポンサーシップ契約に基づいていないマーケティング活動は、商品やブランドの盗用、偽装などの問題を引き起こす可能性があります。
また、イベントのオーガナイザーや公式なスポンサーが不満を持ったり、ブランド保護に関連する法律に違反する可能性もあります。
さらに、アンブッシュマーケティングは、顧客に不信感を引き起こす可能性もあります。顧客が不正なマーケティング手法を使用していると感じると、製品やブランドを信頼しなくなりますよね。
一方で、アンブッシュマーケティングは、革新的なマーケティング手法として評価される場合もあります。しかしながら、法律に適合したマーケティング手法を選択することが大切であるということを忘れないでください。
アンブッシュについて
ちょっと補足。
アンブッシュは「待ち伏せ」という意味です。大きなイベントにあやかって網を張り、待ち伏せして利益を得る。ちょっと悪意のある言い方に変えると便乗商法とも言えますね。
アンブッシュマーケティング で気を付けるべき法律
アンブッシュマーケティングに関連する法律として、よく取り上げられるのが商標法 と 不正競争防止法です。
この2つがクリアできてるからOK！ではなく、個人情報保護法、電気通信事業法、広告法などにも気を配る必要があります。これらの法律は、個人情報の保護、偽のメッセージや詐欺的な広告の禁止、メールマーケティングの送信者の規制などを定めています。
マーケティング活動も重要ですが、関連する法律を遵守することは重要であり、適切な法律と規制を調べ、遵守することが推奨されます。
法律については専門家にアドバイスをもらうことをオススメします。ここではざっとどういう法律なのかを見ていきましょう。
商標法とは ？
商標法とは、商標に関連する権利や義務、商標の登録や使用に関連する規制などを定めた法律です。この法律に基づいて、企業や個人が独自に開発した商品やサービスを識別するためのシンボル、ロゴ、名前などを保護することができます。
商標を登録することで、他の企業や個人からの商標の模倣や使用を防ぐことができます。また、商標を登録することで商標権の譲渡や貸与などが可能にもなります。
不正競争防止法とは？
不正競争防止法は、不正な競争行為を防止するための法律です。この法律は、商業活動において不正な競争行為を防止することを目的としています。
不正競争防止法によっては、商標模倣、商業秘密の漏洩、偽装商品などの行為が規制されています。
もちろん、不正競争行為を行った場合は、法的責任を負うことになります。
商標法や不正競争防止法など、法律と規制に関する詳細は、こういった記事だけで確認するのではなく、専門家に相談することを推奨します。
アンブッシュマーケティングを正しく進めるコツ
アンブッシュマーケティングを正しく進めるためには、以下のようなポイントに気を付けて施策してください。
- イベントやブランドとの関連付けに関連する法律に適合すること。特に、ブランドや製品の盗用や偽装などを防ぐためには、法律に適合することが大切です。
- イベントのオーガナイザーや公式なスポンサーからの許可を得ること。イベントに関連するマーケティング活動を進める前に、オーガナイザーや公式なスポンサーからの許可を得ることが大切です。
- 正確な情報を提供すること。顧客が正確な情報を得られるように、マーケティング活動に関連する情報を正確に提供することが大切です。
- ブランドイメージを維持すること。アンブッシュマーケティングを進める際には、ブランドイメージを維持することが大切です。不正なマーケティング手法を使用することで、ブランドや製品のイメージが悪化することもあります。
このようなポイントを守り、アンブッシュマーケティングを正しく進めるていきましょう。
とはいえ、マーケティングでリスクを取る必要があるのか？
アンブッシュマーケティングは、正しく使えば効果は期待できるものの、ほんの少しのミスで、致命的なダメージを負いかねません。訴求したかったサービスだけでなく、会社全体に大きな損失を与えることも考えられます。
アンブッシュマーケティングに固執するのではなく、他のマーケティング手法も検討してみてはいかがでしょうか？
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本記事の著者。
SEO中心にWebサイトやYouTube、TikTokのマーケティングを研究。企業のコンサルティング業務とリサーチ・分析業務がメインですが、制作にも携わります。
■一部実績
- 自転車 世界トップメーカーのYouTube、動画マーケティングのコンサル
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